最新コラムをお届け メールマガジン登録
お問い合わせ
  • TOP
  • コラム
  • 【レポート】DataDrive BasicCloud・BIMAユーザー交流会

2018.07.05

6月15日会場風景
2018年6月15日(金)、帝国データバンク本社にて、「DataDrive BasicCloud・BIMAユーザー交流会」を開催しました。交流会の様子をご紹介します。

BIMA・DataDriveの販売開始以来、お客さまの多くから「取引先管理に対する他社の取り組みや使い方を教えてほしい」というお声をいただいていました。18名の方にご参加いただき、取引先管理や企業情報の使い方について業種を超えた活発な意見交換をされていました。

第1部 DataDrive BasicCloud新機能のご紹介

2017年2月にBIMA後継サービスとして販売を開始したDataDriveは、クラウドサービスの特長を活かして定期的な機能追加や改修を行っています。
第1部では、2018年5月に追加されたDataDrive BasicCloudの3つの新機能と、秋以降に公開を予定している機能を紹介しました。

今回は、これまでご要望の多かった提供データの拡充を中心に機能改修を行いました。購入前に閲覧できる情報が増えた他、DataDrive BasicCloud上で取得できる弊社データの種類や、法人番号についても取得が可能になりました。

①購入前の情報量が多くなりました
購入前情報の項目が追加され、購入前に企業の詳細がよりわかるようになりました。
今回追加された項目:法人番号、所在地、業種、代表者、収録業績期、株主・役員収録状況

②調査報告書(コピー)の取得が可能になりました
これまで、オンラインでの購入はCOSMOS2(企業概要データ)のみでしたが、調査報告書(コピー)を購入することが可能となりました。取得した調査報告書は、ファイル管理タブ内に即時格納されます。

③法人番号が取得できるようになりました
今までは編集項目となっていた法人番号エリアに、データ取得時点で自動セットされるようになりました。国のコードとTDB企業コードの名寄せを実現できます。

第2部 取引先管理についての意見交流会 

グループワーク風景
第2部では、TDBカレッジで人気の交流型セミナーをDataDrive BasicCloud・BIMAユーザー様向けに開催いたしました。普段、調査報告書をもとに行っている意見交換ですが、今回はDataDrive・BIMA・COSMOS2を使ってどのように取引先管理を行っているか、グループワークを通して参加者の方同士で共有してもらいました。

グループワークではグループ替えをはさみながら以下のテーマで共有してもらいました。

<共有テーマ1>
実際にどのようにDataDrive・BIMAを使っているか、4つのポイントからお話ししてもらいました
・使っている人は「誰」か
・ DataDrive ・BIMAに「どんな情報」を登録しているか
・「どんな業務」で使用しているか
・「どんな時」に使っているか

審査や与信管理の部門でのご利用が多い中、営業部門にもIDを付与している企業様のお話しは新鮮だったとのご意見をいただきました。「与信部門でのみ利用しているが、営業部門にも共有することで営業パーソンの与信への関心が高まる気がする」など新しい気づきとなったようです。
また、COSMOS2に加えて、倒産予測値をDataDriveに登録している企業もありました。COSMOS2以外の指標を併用した取引先管理への興味は高いようで、倒産予測値の特徴や利用方法など、積極的な情報交換が生まれていました。

<共有テーマ2>
共有テーマ1を踏まえて、取引先管理・取引判断についてのお困りごとや課題、DataDrive・BIMA運用で注意している点を共有してもらいました

実際の業務内容に加えて、各社の取引先管理についての判断基準などについて意見交換されていました。
「支払い条件、サイトをどう決めているか」「一定の評点以下の取引条件」「与信管理規定」など、普段知る機会の少ない他社の取引先管理のポイントを共有できたのではないでしょうか。
また、通常の業務から外れる情報の取得タイミングとして、「風評があった場合に新規でCOSMOS2や信用調査報告書を取得することが多い」などの意見も聞かれました。

共有テーマの他、今後、追加を希望する機能についてもお話ししていただき、活用している方ならではの機能要望がありました。

・DataDrive格納企業の評点の変更履歴一覧を出力したい
・DataDriveに保存している自社ファイルの一覧を抽出したい

お客さまの声を今後の機能追加の参考にしたいと考えていきます。

交流会後のアンケート

交流会終了後のアンケートでは、取引先管理を行う上での課題として「最新の企業情報の更新」が50.0%と最も多くあがりました。次に多かったのが「蓄積した情報の分析・活用」で37.5%でした。DataDriveに格納している最新の企業情報を、与信管理以外のさまざまな用途に活用したいという課題をお持ちの様子が伺えました。

グループワークの中で、「ポートフォリオ機能や自社ファイルの保存機能があることを知らなかった」 というお声が多く聞かれました。先述の倒産予測値の搭載機能だけでなく、ポートフォリオ機能などDataDriveには取引先の傾向を見る機能が搭載されています。
私たちは当たり前でも、お客様は知らないことが多くあり、ご利用いただいているお客さまがよりよくDataDriveを活用できるよう努めて参りたいと改めて感じた時間になりました。

ご来場頂いた様々な会社の方々との交流を図り、業務改善のヒントをご提供出来れば幸いです。

製品紹介

DataDriveイメージ図
■DataDrive BasicCloudとは
帝国データバンクが提供する顧客情報の一元管理を実現するクラウドサービス。従来のTDBが提供してきたクラウドサービスの後継機として2017年2月に提供を開始した。COSMOS2をベースに自社情報をまとめて保管できるほか、各種情報を複数部署で共有することができる。また、帝国データバンクのデータベースと直結しているため、最新情報を即時取得可能となっている。2018年5月から、COSMOS2に加えて、信用調査報告書の取得も可能になった。

■企業概要データベースCOSMOS2とは
個人営業から上場企業まであらゆる規模・業種の国内企業のプロフィール情報約147万件(2018年現在)を収録した日本最大級のデータベース。収録企業数だけでなく、 商号、所在地、電話番号、業種、資本金、株主、仕入先・得意先、評点など企業に係る情報を網羅的に収録している。
これまでの利用実績に裏打ちされた信頼性により、金融機関をはじめ多くの企業で「与信判断の第一基準」として幅広くご利用いただいている。また、最低でも年1回の調査によるデータ更新により、常に企業の最新情報を提供している。

■倒産予測値とは
企業が1年以内に倒産する確率を数値化したもので、0~100%の間の値で個別企業ごとに算出される。信用調査と情報取材ネットワークにより蓄積したデータを元に、独自のデータ解析手法を用いて数値を算出。
倒産予測値をもとにG1~G10の10段階の格付けを構築した「予測値グレード」も提供され、G10が最もリスクが高いグレードとなる。年間サービスでは、月次で「倒産予測値」が提供され、倒産リスクの変化をいち早く察知することができる。倒産予測値は随時更新しており、企業の変化を的確に反映しているため、特定の取引先を継続的にウォッチすることができる。

<<一覧に戻る

TDBカレッジ知識度チェック

【問314】以下の決算書本表のうち、「時点」の情報を示しているのはどれでしょう?

  • Recommend

    講師一覧

    クリックすると、このホームページ運営企業がTDB企業サーチで表示されます。
    TDB企業コード:986700000
    PAGE TOP