2023年冬季賞与の動向調査｜TDB特別企画レポート

2023.12.06

TDB特別企画レポート｜旬の話題を掘り下げてお届け

冬のボーナス、企業の24.1％で「増加」

～ボーナスの増大が消費拡大の起爆剤に期待～

はじめに

賃上げを実施する企業が広がりを見せてきたなか、それを上回るスピードで物価高が進み、実質賃金は18カ月連続で低下している。2023年は、3年あまり続いた新型コロナ禍が収束し、企業が選ぶ漢字で「変」がトップだった※1。生成AIの急速な活用拡大など時代が大きく変わる節目を迎えるなかで、2024年は賃金の動きが最大の焦点になるとみられる。
こうした状況のもと、帝国データバンクは、2023年冬季賞与の動向について調査を実施した。

※1帝国データバンク「企業が選ぶ今年（2023年）を表す漢字アンケート」（2023年11月28日発表）
■調査期間は2023年11月16日～30日、調査対象は全国2万6,972社で、有効回答企業数は1万1,396社（回答率42.3％）。なお、冬季賞与の動向に関する調査は2020年、2021年、2022年に続き4回目